ケータイマーケティング・DNA通信
【第6回】2008年 ケータイ・ビジネスを予測する
最近、携帯電話を身近なところで改めて見直してみることがありました。
深夜にケータイの電源部がぶっ壊れたため、買い替えざるをえなかったからです。
明日は早朝から会議だし、こりゃまずい。
あわてて六本木の交差点にあるノジマ電気に駆け込みました。
朝の5時まで開いてるのには助かりました。しかし、びっくりですね。
こういう人のニーズは多いんじゃないでしょうか。
ところが、どれにするか探してみると機種の数は多いが、本当にほしい機種は少ないのです。これは2年前や3年前には感じなかったことです。
自分の生活にあった機種やサービスが少ないからでしょうか。
ケータイは自分の好みのソフトをインストールしたりすることはできません。
たとえば、PCと同じメーラーが使えないとか。
大きな画面につなげば、PCと同じ画面が見えるとか。
そんなことは到底無理なかんじですよね。
小生はBekkyを会社のPCで使ってますが、ドコモのメールは違います。
そりゃ、OSが違うから使えませんよね。
しかし、こういう純粋な疑問が起こらないほど、我々は洗脳されているのかもしれません。
その理由は簡単なことです。
通信事業者が「囲い込み型」のビジネスをずーっと行ってきたからです。
ご存知のとおり、日本のケータイは独自仕様を貫いてきました。
これは囲い込み型戦略の典型的症状です。
結局、成熟した利用者のニーズを汲みきれないのは日本独特のこの囲い込み型戦略の弊害なのではないでしょうか。
説明書もいらないほど簡単なケータイは作るのに、なぜオープンな環境のケータイは出てこないのでしょうか。
この業界をよく知るものとしてはできない理由はわかっているのですが。
疑問さえ起こらない。
これも「囲い込み型ビジネス」になれてしまった症状です。
過去には機能した仕組みも現在では過去の弊害となってしまっているということでしょう。
よく言われることは、世界に目を向けたときに日本の携帯電話端末メーカーが下位メーカーということです。
多くの企業は、免許事業者である、キャリアの言いなりのため、
結局「井の中の蛙」
みんな自社ブランド主義の中でしか通用しないのです。
それでは、キャリアの思惑にあうような製品やサービスしか出てきません。
いままではケータイ・ビジネスはキャリア側に通じたCP(コンテンツプロバイダー)が大きな力を発揮してきました。
いまから振り返ると1999年から5年間の2004年までが一区切りだったといえます。
この5年でケータイがNetにつながるとどうなるかのビジネスが固まったといえるでしょう。
今後の5年はこの囲い込み型ビジネスモデルからの脱却が鍵となるでしょう。
結局、消費者の成熟したケータイ利用ニーズに応えられる、キャリアの事情に囚われないサービスが大きく成功することでしょう。
銀行などの金融の世界も一緒です。
規制の激しい業界は特に業界の事情に囚われがちです。
放送も免許制度の世界で、これも一緒ですね。
しかし、通信でも固定電話の世界ではADSLなどで風穴が開きました。
携帯電話も一緒だと思います。
規制の世界にはやはり新しい風が待たれていると思います。
ひとつは通信料金が半分くらいにならないか?
たとえば、ドコモ→資本金9496億円、売り上げ5兆円、税引き前利益で1兆1千億円。(2004年3月)です。
なぜ通信料が下がらないのか?
携帯電話は選ぼうと思っても、3系統しかありません。
テレビのチャンネルでも民放・地上波は4・6・8・10・12チャンネルと5種類、NHKを入れると1・3チャンネルで7種類はあります。(東京でのチャンネル数ですが)
選択の余地が無い、寡占状態であるからではないでしょうか。
このように、消費者の視点では疑問がいっぱい起こります。
ところで、弊社でも新サービスがこの春に立ち上がります。
我々なりに、「着眼大局・着手小局」でビジネスをいくつか立ち上げて行きたいと思います。
楽しみにしていてください。
もうすぐ4月です。新しい生活が始まる素晴らしい時期です。
三寒四温で季節の変わり目ですが、時代の変わり目でもあります。
みなさんも体調管理には気をつけてくださいね。
では
代表取締役社長 小野達人