ケータイマーケティング・DNA通信
【第9回】第三次産業を代表する『輸出』企業になるのは夢か?
弊社の新サービス「ケイマガ」について更に詳しく今日はお話しましょう。
「ケイマガ」とは何か?
例えて言うなら、雑誌における「100円パーキング」的バリューアップ
そして、ロングテール現象(最近ハヤリの言葉ですね)を加味したビジネスなのです。
ずいぶんハショリました。すいません。
もう少し長くご説明しましょう。
ご存知の通り、100円パーキングはバブルで歯抜けになって使い道の低かった土地を100円パーキングにすることで、バリューを上げたビジネスです。
土地にとって100円パーキングがバリューを上げるように
雑誌にとってケイマガはケータイサイトを加えることでバリューを上げる訳です。
出版社さんから見れば、我々は雑誌の「ケータイサイト立ち上げから運営まで」をアウトソースとして一手に引き受けてしまいます。
しかも無料です。
(なんて太っ腹なんでしょう・笑)
このようにして、今までケータイサイトに手を出してなかった出版社さんにとってはすごくカンタンに始める事が出来ます。
出版社さんは自社雑誌で
「ケータイサイトを開始しました!」
と自社記事スペースで告知してもらうだけです。
もともと、入稿用のデータはデジタルですので、編集部の方々に一切手間隙がかからないところもミソです。
そうやってケータイサイトを開始する事が出来ます。
これが、100円パーキング的バリューアップと呼んでいる部分です。
もうひとつは、各雑誌のモバイル広告には
ナショナルクライアントさんを広告主として出稿してもらうという
広告ビジネスの部分です。
(ちなみに、消費者金融・出会い系の広告主さんは基本的に広告掲載不可であります)
しかも!
広告収益の一部は出版社さんにロイヤリティとしてお戻しします。
要するに、出版社さんは自分で
「ケータイサイトを構築して→更新して→広告を集める」
などという面倒な部分をアウトソースし、手間ひまをかけずに収入を得る事が出来るのです。
ありえない!
出版社にとって無料、消費者にとっても無料。
当初は、説明しても「インチキくさいぞ!」などと言われたものです。
そう。
広告モデルによって、ケイマガは成り立っているのであります。
では、何故いままでそのようなビジネスが存在しなかったのでしょうか?
その理由は、技術(テクノロジー)が難しいだけでなく
新たな収益源として「モデル」を育てるのも
なかなか難しかったからです。
例えば・・・
出版社が自分で行った場合・・・
4色8ページとか出稿した広告主に
「ケータイWEBサイトも一緒の値段でやってよ!」
なんて言われたら目も当てられません。
これじゃあ、出版社さんは「ただ働き」ですね。
要するに・・・
自社ではなく、他社(うちのこと)がやるから出来る。
と言うことだと思います。
言うは易し行なうは難し。
大きなユーザーアクセスを確保し、
「広告」を取ることで、収益をあげていく事業モデルを
独自に運営していくには、
多大なエネルギーや技術力が必要だからです。
みんながみんな、Yahooになれる訳ではないのです。
それから、もうひとつ。
近年、インターネットの経済法則として注目を集めているタームに、「ロングテール現象」というものがあります。
これは、上位2割ではなく、残りの8割の価値が高まるのがネットの力学で、つまり、分布グラフを作った際の、長い尻尾のように見える部分こそが重要性を増すのだ…という理論です。
例えば、米国のアマゾン・コムの本の売上げの半分以上が、販売部数ランキングの四万位から二百三十万位までのロングテールから上がっていると言われているのをご存知でしょうか?
右の図でピンク色の部分のところのコトです。
ここまでお話したらお気づきの方もいるはず・・・・
「ケイマガ」は、それぞれのケータイサイトを水平にネットワークする構造を提供することになります。
各ケータイサイトを束ねてセールスするために、極めて効率的な広告モデルを組めるわけです。
個々のケータイWEBサイトの規模は小さくても、水平にネットワークし束ねる。
大きなパワーを出現させ、広告マーケットで高い価値を主張できることは、
出版社にとっても広告主にとっても非常に魅力的な機会になるわけです。
これがロングテール現象を加味したビジネスと呼んでいる部分です。
そして・・・
ちょっと、スケールを大きくして言わせてもらうと・・・
「ケイマガ」は新しい広告パワーを持っています。
これまで、マスメディア広告枠ビジネスは、
いわゆる「2:8の法則」の構造・・・・
上位の2割の巨大メディアに、8割の広告費が集中する
(具体的にはテレビCMが広告の主役であるという事実)
という状況が続いて来た訳です。
「ケイマガ」は、この構造とは異なる広告市場を形成する力を
潜在的に持っていると考えています。
「ケイマガ」が形成する新しい広告市場は、まさにこのロングテール。
上位2割の巨大マスメディア以外の媒体枠の可能性を高めるものであると言えるのであります。
(わかりやすく言えばマスメディアの「2:8の法則」の構造に何らかの変化を及ぼすかも・・・・)
こんな話をしたら「何!言ってやがんだ!」
と諸先輩方に言われてしまうかもしれませんが・・・
しかし、この新しいサービスが、非常に歓迎されることであるかどうかは、
130誌以上の雑誌が手を挙げていただいていることからも明らかであると思います。
出版社の皆さんに、無料でケータイWEBサイトを制作運営できるインフラを提供し、ユーザー(読者)を囲い込むサポートを行うことは業界の活性にもつながり、誰もがウィン・ウィンの独創的なモデルであると思います。
※【新文化新聞】記事(2006年2月9日号)
で、この新しいサービスを海外に輸出できるか?
冒頭の
―第三次産業を代表する『輸出』企業になるのは夢か?−
にやっと戻るわけですが。
前回もお話したとおり
IT系企業は米国モデルの輸入が多いですね。
そりゃあ、インターネットは米国の産物ですから当然といえば当然ですが
既存パイや富の奪い合いだけに目を向けるのではなく
遠く海の向こうまで視野を持ってこれからも頑張って行きたいと思います。
独創的な発想で、新しいサービスを、新しいマーケットに。
我々の挑戦は、まだ始まったばかりです。
果たして生き残れるかどうか
乞うご期待ください!
今月は最後に以下の言葉をお贈りしたいと思います。
【任怨分謗】(にんえん ふんぼう)
うらみに任じ、そしりを分かつ。
新しい仕事をやろうとするときには、きまって誰かのうらみをかう。そのうらみを 気にしていたら仕事は出来ぬ。しかし、一緒に仕事をやっている連中は、それぞれ に降りかかってくるそしりを分担して火の粉をかぶる気概が大切である。
※企業やサービス名など固有の名称は一般に商標です。
代表取締役社長 小野達人